株式会社エースベーキング 様
導入年月 | 2013年7月 |
利用ユーザ数 | 20名 |
導入形態 | クラウド |
導入目的 | 各事業所での営業情報、商品情報、顧客情報の共有 |
- 全社的に情報を共有し、営業活動の成功例や他事業所の取り組み事例を参考にして業務改善をはかるという経営課題に、『戦略箱』の機能が合致していた
- 行動の「見える化」と「振り返り」を通じて部下の成長を促したい
- 『戦略箱』はクラウドでも利用できるので、中小企業でも手軽に導入が可能
東海地方の「喫茶文化」を支える老舗パンメーカー
紙ベースの情報管理では「蓄積データ」として残らない
同社がこのように新規開拓に取り組むなかで、従来のように紙ベースで情報管理を行っていくことに限界が見えてきた。
「紙ベースだと、(日報などの情報が)蓄積データとして残らないのでもったいないと、ずっと思っていました。お客様のところにいつ行ったのかということも、書類をさかのぼって確認しなければならないので、前後関係がわかりづらいという不便さもありました」と吉田本部長。また本社営業所(愛知県清須市)と南営業所(名古屋市南区)、岐阜営業所(岐阜市)、岡崎営業所(愛知県岡崎市)の4事業所で営業情報、商品情報、顧客情報をどう共有していくのかという、営業部門の全体的な課題もあった。同じ事業所なら、社員同士がお互いに顔を合わせて情報を補完することができるが、離れている事業所間ではそれも難しい。しかも日々の経営判断を間違いなく行うには、良い情報も悪い情報もリアルタイムに共有することが欠かせない。
2013年2月頃、友人の会社が営業情報共有システムを導入するという話を聞いた吉田本部長は、同社の基幹システムを構築したインフォファームに相談したところ、『戦略箱』を紹介された。情報共有の必要性を痛感していた同社は2013年5月に導入を決定し、同年7月にシステムが本稼働。営業部門全体で情報を共有し、営業活動の成功例や他事業所の取り組み事例を参考にして業務改善をはかるという経営課題に、『戦略箱』の機能が合致していたほか、クラウドで中小企業でも手軽にシステムを構築できることも、『戦略箱』の導入のポイントになった。
『戦略箱』で情報を発信・共有することが習慣に
同社で『戦略箱』を使用しているのは、各事業所の所長から係長クラスまでの約20名。導入当初は、普段あまりパソコンに触らない社員も少なくなく、操作に慣れるまでに時間もかかったが、いまでは当日の情報は2,3日のうちに『戦略箱』で日報に入力することになっている。出社と同時にパソコンを立ち上げて『戦略箱』画面の新着情報やスケジュールに目を通し、必要な情報を入力するのが営業部門の習慣になっている。
「たとえば、営業部門の『戦略箱』ユーザー全員が同じ情報を見られる掲示板機能はとても便利です。『戦略箱』の設定レベルでカスタマイズしてありますが、成功事例を掲示板にアップして情報共有するとか、各事業所で行われた会議の議事録を『戦略箱』ユーザー全員が閲覧できるようにして、各事業所が行っている取り組みの良いところを参考にすることも可能になりました」と吉田本部長は話す。
また『戦略箱』に営業日報を入力するようになってから、上司の部下指導もやりやすくなった。たとえば、部下がどのぐらいの頻度で顧客先に足を運んでいるかという履歴や、行動の前後関係がよくわかるので、新規顧客先へのアプローチについても「あまり間が空きすぎてはよくない」とか「前回お客様に提案したことを次回どうフォローアップするのか」というように、指導や指示のポイントがより明確になったという。
「アドバイス/コメント配信機能で部下を叱咤激励したり、時間や場所にかかわらず、いつでもコメントをバックできるのも便利です。私の場合『検印』作業は家に帰ってから行うほうが多いですね。自分のスケジュールはもちろん、部下のスケジュールも一覧で表示されるので管理がしやすくなりました」と吉田本部長。
『戦略箱』がもたらした行動の「見える化」と「振り返り」
設立 | 1979年7月 |
本社所在地 | 愛知県清須市春日社子地62番地 |
代表者 | 吉田 昌容始 氏 |
資本金 | 2,000万円 |
事業内容 | 食料品の販売(主要品目:菓子・パン) |
Webサイト | http://acebaking.jp/ |