株式会社中広 様
導入年月 | 2014年6月 |
利用ユーザ数 | 450名 |
導入形態 | オンプレミス |
導入目的 | 営業部門の受注・売上・仕入管理のシステム化 |
- 積極的な全国展開で拠点数が増えたことで、書類の管理と稟議に問題が生じた
- カスタマイズにより、受注・売上に加えて仕入情報も抱き合わせで管理し、上司からオンラインで決裁してもらうことが可能に
- 顧客情報の全社的な共有の面でも『戦略箱』が役立っている
地域の経済を元気にするフリーマガジンを全国展開
信頼とカスタマイズ性が『戦略箱』導入の決め手
ある意味で、各エリアに密着したフリーマガジン一冊一冊は「点」だが、それが各県や各地域に広がっていくことで、日本全国を「面」でカバーする広告媒体ができあがる。「当社の『地域みっちゃく生活情報誌®』を選んでいただければ、たとえば広告主様が『東海地区で集中的に広告を出したい』という場合、限定したエリアにだけ広告を打てる一方、全国規模での広告掲載も可能になります」と水谷部長。
ところが同社が全国展開を積極的に進め、拠点がどんどん広がっていくなかで、社内の業務で改善を必要とする問題点が浮き彫りになってきた。
たとえば同社では従来、売上や仕入などのデータを営業担当者が紙の伝票に書き、それを専用端末に改めて入力し直すという形を取っていた。また拠点数が増え、拠点間に距離が生じるなかで、上司や所属長に書類の承認をもらうことにも一苦労するようになった。稟議にタイムラグが生じるため、やむをえず案件を進行させ、あとで上司の正式な承認を得る「後稟議」で仕事を回さざるを得ないケースも少なくなかった。業容拡大により、従来の作業や書類承認の手続きに限界が生じ、システム化が求められていたのだ。
当初、海外製品の導入を検討したが、日本の商習慣に合わず断念。その後ソフト制作会社に依頼し、スクラッチ開発も進めたが、うまくいかなかった。そうしたなか、同社の基幹システムを構築したインフォファームが、システムのリニューアルにあわせて『戦略箱』を提案。
SFAツールの『戦略箱』は、商談管理やスケジュール管理などの使い方がメインで、標準機能では受注・売上までの管理しかできないが、カスタマイズにより、さらに進んだ管理が可能になる。わかりやすくいえば、『戦略箱』は、受注案件が期日に売上に振り替わった時点で、その数字を基幹システムにエクスポートすることまでは標準で可能。それが、カスタマイズにより、各営業担当者が『戦略箱』で受注・売上に加えて仕入情報も抱き合わせで管理し、上司からオンラインで決裁してもらうことが可能になる。また、その仕入情報も「発注情報」として基幹システムにエクスポートが可能。そこに中広は注目した。
「『戦略箱』の導入を決めたのは、インフォファームさんに構築していただいた基幹システムがうまくいっていたことへの信頼感と、柔軟なカスタマイズが可能なことが大きかったですね。同じ開発元なので、基幹システムと『戦略箱』を連携させることに心配はありませんでした」と水谷部長はいう。
情報の活用と共有で営業力が向上
設立 | 1978年5月 |
本社所在地 | 岐阜県岐阜市東興町27 |
代表者 | 中島 永次 氏 |
資本金 | 4億430万円 |
事業内容 | フリーマガジン「地域みっちゃく生活情報誌®」発行などのメディア事業、 セールスプロモーション事業 |
Webサイト | https://www.chuco.co.jp/ |