導入支援って何をする?

システム導入の前に必要なこと

システムを導入する際、「導入サポート」「初期サポート」「導入支援」という言葉をよく目にします。
オンプレミスであれクラウドであれ、システム導入には多かれ少なかれ初期設定が必要になってきます。
この初期設定は、当然システムの種類によって作業ボリュームが変わってきますが、どのような業種・業態にも適用できる汎用的なシステムであればあるほど、自社の運用にあった設定が必要です。
初期設定が自社の運用にあっていないと、使いづらい・使われないシステムになってしまう可能性もあります。

導入支援は初期設定ではない

私どもが提供する『戦略箱ADVANCED』を導入する際は、「導入支援」を必ずお願いしております。
「導入支援=初期設定」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではありません。
弊社の導入支援は、現場の担当者・管理者・システム担当者を1つのプロジェクトチームとして、現状の運用における課題点を洗い出し、あるべき姿を議論していく場となります。
特に、現場担当者の参画は必須とさせていただいております。
管理者のみのプロジェクトチームは、議論する内容も管理者志向になり、管理者が見たい視点、管理したい視点での検討になってしまいます。
システム、特にSFAやCRMといったカテゴリは、有益なデータを蓄積することが何よりも大切になってきます。
そのためには、毎日使う現場担当者目線で構築をし、より使いやすいもの、より抵抗感のないものに作り上げていく必要があります。
貴重な業務の時間を割いて参画いただきますので、主役はあくまでも現場担当者であるということです。

導入支援のボリューム感

運用のお話はお客様中心となりますが、その運用を『戦略箱ADVANCED』に乗せるためのお手伝いをさせていただくのが導入支援となります。
では、どれぐらいの時間と期間を費やすのでしょうか。
導入支援は、システムの利用範囲により1回3時間ほどの会議体を2~8回(平均3~4回)ほど実施し、双方に宿題事項が出ることもありますので、これを1~2週間に1回のペースで行います。
8回ともなると多いと感じられるかもしれませんが、議論を重ねていくと、今まで気付かなかった問題に直面したり、もっと効率化できそうな業務が見えてきたりと、議論が活性化することの方が多いのが現状です。
そして、その延長線上に初めて初期設定という作業が生まれます。
お客様が議論を重ね決定した内容をただ私どもが設定するわけではなく、1つのプロジェクトチームとして共に参画させていただき、よりよいものに仕上げていくというのが、導入支援最大の目的であり効果であります。

導入後のサポート

もちろん、導入後のサポートに関しても同様のことが言えます。
弊社は、いわゆるコールセンターに相当するものを設置しておりません。
コールセンターの場合、一般的な操作に関する質問には回答することができますが、システムの特性上、お客様の設定や運用は様々であることから、弊社は導入支援を担当したエンジニアがそのままサポート担当をさせていただきます。
こうして、導入支援→運用開始初期→運用安定期と同じエンジニアが担当することで、お客様との信頼関係を深めることができますし、お客様の課題に対して迅速に対応することが可能となります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、弊社の導入支援サービスを今一度ご理解いただくためのコラムとしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。