【SFA基礎知識】SFAのメリットとは?役職・立場ごとにメリットをご説明します!

DX推進による業務効率化を求めて、SFA(営業支援システム)を導入してみたい、具体的にどんなメリットがあるのか気になっているという担当者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はSFA導入のメリットを立場別にご紹介していきます。

そもそもSFAとは

SFA(Sales Force Automation)とは日本語で「営業支援システム」と呼ばれ、営業活動に関連する業務をサポートするツールです。
営業活動の見える化や進捗の共有により営業のマネジメントが可能になることで、営業力強化、業務効率化を支援します。

SFAによくある機能について知りたい方はこちら↓
https://infofarm-products.jp/senryakucolumn/20231023/

SFA導入の目的

SFAを導入する理由として主に3つの目的が挙げられます。

1.業務の効率化

日々の業務の中で時間や手間がかかっている業務はありませんか。
営業活動では、商談・顧客・受注・売上など様々な情報を取り扱います。
SFAでは膨大なデータをSFAだけで完結、または連携することで、データの一元管理を実現します。
データの一元管理により、日々時間がかかっていた業務をひとつのツールで完結できるようになり、業務の効率化が可能になります。

2.ノウハウの蓄積・データの可視化

営業担当者の「経験値」だよりの営業になってはいませんか。
SFAを導入することで成功事例やデキる社員のプロセスが蓄積され、営業のノウハウを共有できるようになります。
さらに今まで見えてこなかった機会の損失を可視化することで売上に貢献できます。

3.営業活動の標準化

人によってそれぞれ提案の仕方が違う、そんなことになってはいないでしょうか。
しかSFAを導入することで営業のプロセスを均一にすることが可能です。
良い営業プロセスを共有・標準化することで営業担当者の成績を均一に底上げすることができるようになります。

役職別のSFA導入メリット

1.経営層にとってのメリット

営業担当者やマネージャーにしか関係ないシステムと思われる場合もあると思いますが、SFAの導入は経営層にとってもメリットがあります。

1-1.経営判断を効率的に行える
SFAを導入することで顧客や案件の進捗状況を可視化、ターゲットや商品別の売上が確認できるため売れている市場や今後強化していきたい市場の把握・分析が可能です。
SFAに日々の活動データが入力・蓄積されることで正確なデータが収集され、営業戦略が正しいかの判断や改善策の立案に役立ちます。

2-2.教育コストの削減
営業の人材育成には長い時間とコストがかかります。
特に営業のプロセスが共有化されておらず、属人化されている場合、ノウハウの共有に時間と手間がかかってきます。
しかしSFAの導入により、営業のプロセス情報が蓄積されていくため、ノウハウの共有が簡単になり、教育の手間を削減します。

2.マネージャー層にとってのSFA導入メリット

次にマネージャー層から見たSFA導入のメリットについてご紹介していきます。

2-1.営業活動の見える化
SFAに商談や日報を登録するため部下の行動が確認できます。
さらに案件の進捗を確認できるため、十分にアプローチできていない案件や停滞している案件を確認、リアルタイムで上司から部下にアドバイスできます。
的確なアドバイス、マネジメントを行えるため、部下のマネジメントに有効です。

2-2.営業全体のスキル向上
プロセスの管理によりプロジェクトの事例やノウハウを蓄積できます。
蓄積したノウハウを共有・展開することで営業全体のスキル向上、標準化を図れるようになります。

3.現場担当者にとってのSFA導入メリット

最後に現場担当者から見たSFA導入のメリットについてご紹介します。

3-1.業務効率化
SFAの導入で顧客の基本的な情報だけではなく顧客に対するこれまでの活動からこれからの活動予定など顧客にまつわる情報を一元管理・蓄積されるため、担当者の変更や部署の移動、離職などがあった際にもスムーズに引継ぎが可能です。

3-2.書類作成時間の削減
日々の活動だけではなく売上や実績も蓄積するため、集計のためにExcel等で管理していた情報もSFAから出力、分析することで簡単に資料へ活用できるようになります。
さらにクラウドで運用する場合、紙で書いていた報告や特定の端末でした記入できなかった報告も、外出先などからスマホやタブレットで簡単に日報を作成できるようになるため、報告書・日報を作成するためだけに会社に戻るなどの手間が省けます。

まとめ

以上、立場別のメリットや注意点についてご紹介させていただきました。
SFAを導入することにより業務の効率化・データの分析、活用で営業成績の向上が期待できます。
本記事がSFA導入の手助けになれば幸いです。