データ連携とは?連携のメリットと課題についてご紹介!

近年、ビッグデータの分析やクラウドサービスの普及が進み、ビジネスから日常生活に至るまで多様な分野でデータが活用されています。
社内でのデータ管理という面においては、部署ごとに異なるツールやデータ保管場所を使用しているため、データの一元管理が行われておらず、 同じデータを別々のシステムに二重入力してしまう場面もあるのではないでしょうか。

そんな時に効果を発揮するのが「データ連携」です。
今回は、データ連携の基礎と効果についてコラムにしていきたいと思います。

データ連携とは

データ連携は、異なるソフトウェア、システム、あるいはプラットフォーム間でデータを共有、活用することを指します。
データ連携を行うことで、業務の無駄を削減、業務効率の改善、データを有効活用します。

データ連携の方法

システム間でデータ連携を行う方法は、様々な種類があります。
ここでは一般的な方法をいくつかご紹介します。

1.API (Application Programming Interface)の利用
異なるシステム間でデータを交換するために、APIを通じてデータを送受信します。
これにより、リアルタイムまたは近似リアルタイムでのデータ連携が可能になります。

2.データベース共有
異なるシステムが同じデータベースにアクセスし、必要なデータを読み書きすることで連携を図ります。
この方法は、データの整合性を維持するのに有効です。

3.ファイルベースのデータ交換
CSVやXMLなどのファイル形式を使用してデータをエクスポートし、別のシステムでこれをインポートすることでデータを連携させます。
この方法は比較的単純で、多くのシステムで広くサポートされています。

4.ETL (Extract, Transform, Load)プロセス
データを一つのシステムから抽出し(Extract)、必要に応じて変換(Transform)してから、別のシステムにロード(Load)します。
このプロセスは、データウェアハウスへのデータの統合によく使用されます。

5.Webサービス
SOAPやRESTなどのWebサービスプロトコルを用いて、インターネットを介してデータを交換します。
これにより、異なるプラットフォーム間でのデータ連携が可能になります。

これらの方法は、それぞれのシステムの特性や必要とされるデータの種類、連携の頻度などに応じて選択されます。

データ連携のメリット

1.データ管理コストの削減
複数のデータを活用する場合や複数のシステムにデータが分散されている場合、その加工・集約作業には多かれ少なかれ人的リソース・コストが発生します。
データ連携はこうした作業を自動化することができ、また加工・集約までのタイムラグも減らすことができるため、 手間の削減、時間の短縮(=コスト削減)につながります。

2.データの一貫性と正確性の確保
システムとシステムの間に人が介入することで、データの削除や入力ミスが発生し、結果としてデータに矛盾が出てくる可能性があります。
データ連携により一定のルールに基づいて、データの変換・加工・転送が自動で行われるため、データの不整合といったリスクは かなりの確率で排除することができます。
また、基幹システムや外部の信用できる機関からデータを連携する場合は、そのデータの信頼性も上がり、 正しい情報に基づいた行動・施策・分析を行うこともデータ連携のメリットの1つと言えるでしょう。

3.意思決定の改善
提供されるリアルタイムかつ統合されたデータは、組織の意思決定プロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。このデータを活用することで、 組織は迅速かつ精度の高い意思決定を行うことができるようになり、結果として競争上の優位性を獲得し、ビジネスの成功に大きく寄与することができます。

このようにデータ連携はビジネスプロセスの効率向上や意思決定のサポート、異なるシステムやプラットフォーム間での協調を可能にし、 組織全体の生産性や柔軟性を向上させる重要な要素となっています。

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SFA CRM 営業 DX
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